ラーメン、おいしいですよねー。
もはや日本の国民食といっても過言でない料理ですが、ぼくはここ数年気持ち良く食べたことがありません。
その理由はたった1つ。
ぼくがクローン病です。
クローン病とは国の難病指定になっており、食べ物が通る器官(食道から肛門)に炎症が起きる病気です。
そしてクローン病患者の多くは『低脂質・低残渣』の基本とした食事制限をしています。
そうなんです、ぼくも食事制限をしているからラーメンを気持ち良く食べられないんですよ。
ラーメンは脂質がかなり多い
お店のラーメンやカップラーメンはめちゃくちゃおいしいけど脂質がけっこう入っているんですよね。
例えばこのブログでも紹介した『幸楽苑』の定番メニューの『中華そば』ですが、脂質が19.6gとかなり多いです。
クローン病の症状を安定させるためには、1日の脂質の摂取量を30g以下に抑えたほうがいいのですが、ラーメンを食べてしまえば1日分の半分を超えてしまい、症状を悪化させる可能性があります。
さらに1度に脂質をたくさん摂取するので、なおさら危険性が増しますね。
まぁ作り方にはよりますけど、ラーメン屋で提供するラーメンのほとんどは脂質が多いと思ったほうがいいと思います。
『かんすい』も気になるところ
脂質のほかに気になることがあり、それは中華麺に含まれてる『かんすい』です。
『かんすい』とは、中華麺の風味やコシをだすために必要不可欠な添加物です。
中華麺の色も『かんすい』によって出来る色です。
その『かんすい』ですが、摂取をすると下痢を起こしたり、腸を刺激して炎症を起こす可能性があります。
という側面もあるのでクローン病患者は摂取を控えたほうがいいといわれています。
ただ調べてみると、体に悪い『かんすい』は昔の話で、今は厳しい審査を乗り越えてるから品質も体にも安全らしいので、もしかしたらそこまでおなかに影響はないかもしれません。
だとしてもリスクは少ないほうがいいのがクローン病の鉄則なので、安全かもですが控えたほうが無難ですね。
結局ラーメンは食べられないの?
個人的な考えですが、クローン病患者は食べないほうがいいです。
基本的に脂質が多いラーメンがほとんどなので、そのときは何もなくても、時間が経つにつれて徐々に体調を崩していくと思います。
ぼくが身をもって経験したので・・・。
だから、「たまにはラーメン食べるか!」、ということは無くなりました。
それぐらいクローン病には適していないと思っています。
もちろん脂質の少ない、そしてできれば『かんすい』が含まれていないラーメンであれば食べてもいいかもしれません。
一応クローン病患者向けのラーメンもあり、『まんぞく君』シリーズのラーメンはノンフライ・無かんすいなので安心して食べられることができます。
ぼくも1度食べてみたのですが、ラーメンの風味は少ない印象でした。
やっぱり『かんすい』てラーメンに大事なんだね。
そういうわけでちゃんとラーメンを食べたいのであれば、科学が進歩して『かんすい』が含まれてなくてもおいしいラーメンができるまで、食べないでおきましょうね。
言うのは簡単ですけどめちゃくちゃ辛いですよね、ラーメンが食べられないのは。
一緒に食事制限頑張りましょうね・・・。
今回はここまで!では!
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