クローン病歴7年の脂質に対する考え方

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クローン病

ぼくはクローン病になってから7年たったのですご、クローン病という言葉を聞いたことがない人もいると思います。

簡単にいえば、食べ物が通る器官(食道から肛門)までに炎症が起きる病気です。

炎症が起きると、おなかが痛くなったり血便が出たりとさまざまな症状が出ます。

まだ完治する方法見つかってなく、国の難病規定にされています。

それでも症状を抑えるために治療方法はいくつかあるのですが、そのなかでもぼくが1番重要視しているのが『食事療法』です。

『低脂質低残渣』、いわゆる脂質が少なく消化しやすい食品を食べるのがクローン病患者の基本の食事ですね。

今回はそのなかでも脂質に対する考え方を書いていきたいと思います。

なぜ低脂質が良いの?

脂質が多い食品は、基本的に腸に刺激を与えます。

そしてクローン病患者にとって刺激は症状を悪化させる可能性があるので、なるべく刺激を与えないほうがいいです。

そうなると食事内容が自然と低脂質な食事になっていきます。

しかし低脂質だからといって絶対安心ということはなく、どれだけ食事を気をつけていても悪化することはあるので、それがクローン病の難しいところです。

脂質はどれくらい摂っていいの?

クローン病の症状を安定させるために、脂質の摂取量は1日30g以下に抑さえようといわれています。

もちろん先ほども書いたとおり、ちゃんと脂質30gの摂取量を守っていても症状は悪くなるし、30g以上を摂取したとしても悪くならない可能性もあります。

しかしぼくの経験上、脂質を多く摂ると必ずといっていいほど体調が悪くなります。

それも続けて脂質の多い食事を摂っているほど体調は悪化する可能性が高くなります。

個人的には1回の食事で5g前後を目安にしています。

魚の脂質はあまり気にしていない

例外で魚の脂質は気にせずに摂取しており、魚の脂質は『不飽和脂肪酸』のなかの『オメガ3』が豊富に含まれており、『抗炎症作用』があるのでクローン病患者でも比較的安心です。

摂りすぎなければ魚の脂質はいいかなってことでぼくは気にせず摂取しています。

その食事を続けていたらわりと体調は安定しましたが、それでも悪くなるんですよ。

こんなに気をつけてるのに・・・本当にイヤになりますよー。

逆にお肉の脂質はめちゃくちゃ気にしている

魚の脂質はあまり気にしていませんが、逆にお肉の脂質はかなり気にしています。

お肉の脂質は『飽和脂肪酸』が多く含まれています。

『飽和脂肪酸』は炎症を助長する働きがあり、クローン病患者が摂取すると効果抜群で症状が悪化する可能性があります。

ぼく自身もお肉を食べたくなってしまい『飽和脂肪酸』をかなり摂取していた時期があり、食べたすぐは特になにもなかったですが、数日後に体調が悪くなり血便が出たりしました。

このように魚の脂質は体調が安定したのにお肉の脂質を摂ったらわかりやすく体調が悪くなったので、ほとんどぼくはお肉を食べないようにしています。

脂質のこと、どう思っているの?

どう思ってるかと聞かれたら、毎回食事をする度に脂質がまとわりついてムカつきますね。

まず脂質の少ない料理って探せば意外に少ないんですよね。

もちろんうどんとか寿司とか、脂質の少ないけどおいしい料理もありますが、飲食店にいけば半分以上はクローン病患者に適していない料理だとぼくは思います。

クローン病になる以前は脂質なんて気にせずに食べていたので、正直に今の食事には満足できていません。

しかし食事を気をつけなければ症状が悪化してしまう可能性があるので、嫌でも脂質の少ない料理を食べなければいけません。

人生のなかでも1番の楽しみといっていい食事が楽しくないなんてもう最悪ですよ。

それでも無駄な脂質を摂らないので健康的な体にはなりますよ。

健康診断もまだひっかかってないし。

まぁ良いことはそれぐらいなので、嫌なことのほうがめちゃくちゃ多いです。

最後に

クローン病と脂質はきってもきれない関係です。

もういいやって気持ちが折れて脂質をバクバク摂っていると、結局は自分に返ってきます。

クローン病になってしまったらそういう運命だと思って生きていくほうが、体も気持ちも楽だと個人的には思います。

結局何の解決にもなってないのが申し訳ないですが・・・。

とりあえずぼくは体のほうが大事なので、脂質が多い料理は我慢して『低脂質』を心がけて食事制限をしていきます。

今回はここまで!では!

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