クローン病患者はラーメン屋でほとんど食べられないのが現状【幸楽苑】

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クローン病

どうも!クローン病患者のこーでーです。

今回はクローン病とラーメン屋について、個人的な考えを書いていきます。

結論から書くと、クローン病患者はラーメン屋で食事することは、ほとんどできないのか現状です。

理由は脂質が多いから、これに尽きますね。

クローン病とは?

本文に入る前に、簡単にクローン病の説明をしたいと思います。

クローン病とは、食べ物が通る器官(食道から肛門)に炎症が起きる病気です。

そしてクローン病に欠かせないことといえば、食事です。

食事とクローン病は密接に繋がっており、クローン病患者の多くは『低脂質・低残渣』を基本とした食事制限をして症状を安定させています。

それでは本文に戻ります。

ラーメン屋のメニューは脂質が多い

いまや日本全国どこにでもラーメン屋はありますよね。

それくらいラーメンは日本を代表する料理だと思います。

ただラーメンですが、クローン病患者であればほとんど食べる機会がないと思います。

ご覧いただいてるみなさんはだいたい察しがついていると思いますが、脂質がめちゃくちゃ多いからです。

これはラーメンに限らず、ラーメン屋で一般的にあるメニュー全般にいえることです。

もちろん脂質の少ないメニューもあると思いますが、ぼくの経験上ほとんどないです。

では具体的に脂質の数値はどれくらいなのか、全国にチェーン展開している『幸楽苑』を例にして見てましょう。

『幸楽苑』のメニューの脂質は?

じつはクローン病患者は食べられないと言いつつも、やっぱり食べたいからと『幸楽苑』に行っちゃいました。

『幸楽苑』といえば税込490円とめちゃくちゃ安い『中華そば』か定番だと思います。

それでは『中華そば』の栄養成分を見てみましょう。

  • エネルギー・・・671カロリー
  • たんぱく質・・・25.4g
  • 脂質・・・・・・19.6g
  • 炭水化物・・・・89.7g
  • 食塩相当量・・・8.4g

予想どおり脂質が多いですね。

クローン病患者は、症状が落ち着いてる寛解期で、脂質の摂取量が1日30gといわれており、さらに一気に大量に脂質を摂取するという行為も、クローン病の症状を悪化させるリスクを高めるので、正直『中華そば』はクローン病患者であれば食べないほうがいいです。

ちなみに『中華そば』以外の脂質はどれくらいかというと、

『餃子』は17.3g、『チャーハン』は20.7g、『つけ麺』は12.4g、

といった感じでふつうに多いのでやっぱりラーメン以外も厳しそうです。

塩分も多い

ラーメンといえば塩分も多いことで知られていますが、『中華そば』も塩分が8.4gとめちゃくちゃ多く含まれています。

厚生労働省による1日の塩分摂取量の基準は、男性は7.5g、女性は6.5gなので、1食でゆうにの塩分の摂取量が超えてしまいます、もちろんスープを飲まなければある程度は抑えることはできますが・・・。

塩分を摂り過ぎると高血圧の原因となり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まり、最近では糖尿病の発症リスクも高まることもわかってきているので、塩分の摂り過ぎには注意が必要ですね。

ここからは個人的な考えですが、ぼく自身はそこまで塩分を気にしてはいません。

正直脂質を気にするのに精一杯で、塩分まで気にしちゃうと食べられるものがさらに少なくなってしまいます。

塩分を摂りすぎて体調悪くなったという経験が今のところはないので、塩分は気にせず摂取するつもりです。

ラーメンは『かんすい』が含まれている

ラーメンは脂質が多いのもそうなんですが、『かんすい』が含まれているのもクローン病患者としては気になるところです。

『かんすい』とは、中華麺の風味はコシをだすために必要なアルカリ塩水溶液です。

『かんすい』を摂取すると下痢を起こしたり、腸にダメージを与えて炎症を起こす可能性があるので、クローン病患者は摂取を控えたほうがよいとされています。

まあたくさん調べると、今の『かんすい』は厳しい基準をクリアしているから安全、という記事をみられまが、安全だからクローン病患者も摂取してもいいという理由にはなりません。

まだ原因がわかっていない病気なので、リスクは最小限に減らすのがベターですよね。

『FODMAP』も気になる

まず『FODMAP』について簡単に説明すると、腸で吸収しにくい発酵性の糖質のことで、

  • Fermentable・・・・・・発酵性
  • Oligosaccharides・・・・オリゴ糖
  • Disaccharides・・・・・二糖類
  • Monosaccharides・・・・単糖類
  • And
  • Polylos・・・・・・・・ポリオール

のそれぞれの頭文字をとって『FODMAP』と呼びます。

『中華そば』の中華麺の原材料である小麦粉や、『餃子』の具であるにんにくなどは『FODMAP』を多く含まれており、『高FODMAP食品』とされています。

『FODMAP』を含む食品を摂ると、おなかの不調をきたし、下痢、便秘、おなかの膨張感などを起こす可能性があり、特に『過敏性腸症候群』で悩んでいる方が顕著にみられるらしいです。

クローン病に関していえば、『高FODMAP食品』は避けたほうがいいという記事がネットでちらほら見かけますし、おなかの不調をきたす可能性があるリスクはなるべく排除したいところなので、クローン病患者であれば『高FODMAP食品』の摂取はなるべく避けたほうがいいのかなと個人的に思います。

もちろん『FODMAP』が少ない食材もありますし、そもそも『高FODMAP食品』を食べても個人差の関係で平気な方もいらっしゃるので、知識として覚えておくことも大事だと思います。

まとめ

いろいろ書いてきましたが、やはりラーメン屋はクローン病患者には向きません!少なくともラーメン屋にある定番メニューは厳しいです!

かなり厳しい現実ですが、これがクローン病なんですよね。

といっても今回ぼくは『幸楽苑』に行ってますし、体調が万全な場合かつ最悪体調を崩しても日程的に大丈夫なら行ってもいいと個人的に思います。

全部我慢すると逆にストレスで体調を崩す可能性もありますからね。

とにかくクローン病患者はラーメン屋に行けないという前提で生きていくことが、うまくクローン病と向き合うコツなのかなと思います。

ちなみにぼくは『中華そば』を食べましたが、今回は体調を崩さなかったので安心しました。

これからも低脂質商品やぼくのオススメ商品、クローン病に関することなどを記事にしますので、気になる記事があれば読んでいただければ嬉しいです。

今回はここまで!では!

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