クローン病は蕎麦を食べても大丈夫?

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クローン病

どうも!クローン病患者のこーでーです。

今回は「クローン病患者は蕎麦を食べても大丈夫なのか?」、を考えていきたいと思います。

原材料や栄養成分、さらにぼく自身の考えも含めて、蕎麦と向き合っていきたいと思います。

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クローン病とは?

本文に入る前に、簡単にクローン病の説明をしたいと思います。

クローン病とは、食べ物が通る器官(食道から肛門)に炎症が起きる病気です。

そしてクローン病に欠かせないことといえば、食事です。

食事とクローン病は密接に繋がっており、クローン病患者の多くは『低脂質・低残渣』を基本とした食事制限をして症状を安定させています。

それでは本文に戻ります。

蕎麦とは?

そもそも蕎麦について知らなければ向き合うことはできませんよね。

蕎麦を簡単に説明しますと、『そばの実』からできた『蕎麦粉』を用いて加工した麺のことです。

つなぎとして小麦粉を使ったりしますが、『十割そば』のように『蕎麦粉』のみで作る蕎麦もありますし、『二八そば』のように『蕎麦粉』8割、小麦粉2割で作る蕎麦あるように、さまざまな種類の蕎麦があります。

このことから分かるとおり、蕎麦の原材料は基本的に『蕎麦粉・小麦粉・水』です。

蕎麦の栄養成分は?

では蕎麦の栄養成分はいくつなのか見てましょう。

今回は、ぼくがいつも食べている『テーブルマーク』から発売している『石臼挽き信州そば』の1食あたりの栄養成分を紹介します。

エネルギー・・・247カロリー

たんぱく質・・・11.8g

脂質・・・・・・1.4g

炭水化物・・・・46.9g

食塩相当量・・・0.03g

低脂質高エネルギーなのがパッと見で分かりますね。

あとはたんぱく質が意外に多いのがびっくりしました。

ちなみに『信州そば』とは、長野県で作られってられた蕎麦粉を40%使用し、長野県で作った質の良いそばの総称で、日本三大そばの1つである『戸隠そば』が該当します。

残りの日本三大そばは、岩手県の『わんこそば』、島根県の『出雲そば』です。

クローン病患者は蕎麦を食べてもいいのか?

では、クローン病患者は蕎麦を食べてもいいのか?ダメなのか?、蕎麦の特徴をふまえてぼくなりに書いてみたいと思います。

蕎麦の特徴①.『蕎麦粉』

なんといっても『蕎麦粉』を使わなければ『蕎麦』が始まりません。

しかし『蕎麦粉』は、食物繊維が小麦粉よりも多く含まれており、100gあたりでみると、小麦粉は約2.5g、『蕎麦粉』は約4.4gです。

しかも『蕎麦粉』の食物繊維は、『不溶性食物繊維』がほとんど占めており、クローン病患者からみるとマイナスポイントですね。

『不溶性食物繊維』を摂取すると、腸に刺激を与えて動きを活発にするので便秘の方には効果がある栄養素ですが、反面その刺激がクローン病患者であれば炎症を起こす可能性があるし、膨れて腸に詰まる可能性もあるので控えたほうがいいとされています。

もちろん『蕎麦粉』は、ほかにもビタミンやミネラルなどの栄養がたっぷりなので一概に食べないほうがいいとはいえませんが、やはりクローン病の食事制限の観点から考えると、食べても大丈夫という食材ではありませんね。

ちなみによく飲食店で『蕎麦湯』が出ますが、『蕎麦湯』は便を柔らかくする『水溶性食物繊維』か多く含まれています。

個人的には『水溶性食物繊維』は意識して摂っているので、『蕎麦湯』はあったら飲んだほうがいいと思います。

また他の『水溶性食物繊維』の摂取方法だと、野菜ジュースがオススメで、このブログでも紹介しています。

蕎麦の特徴②.『たんぱく質』

『蕎麦』は意外とたんぱく質が含まれていますね。

クローン病患者は、ぼくみたいに炭水化物メインの食事をすると、たんぱく質不足になりがちです。

そういった点で『蕎麦』はエネルギーとたんぱく質を摂れるのでクローン病患者向きと思われますが、たんぱく質を摂りすぎは腸に負担がかかり、結果的に炎症を起こす可能性があります。

まぁどれくらい摂ったら危ないとかは人それぞれだと思いますが、ぼく自身はたんぱく質をたくさん摂って症状が悪化したという経験がないので、『蕎麦』のたんぱく質はそこまで気にはならないですね。

蕎麦の特徴③.『FODMAP』が少ない

まず『FODMAP』について簡単に説明すると、腸で吸収しにくい発酵性の糖質のことで、

  • Fermentable・・・・・・発酵性
  • Oligosaccharides・・・・オリゴ糖
  • Disaccharides・・・・・二糖類
  • Monosaccharides・・・・単糖類
  • And
  • Polylos・・・・・・・・ポリオール

のそれぞれの頭文字をとって『FODMAP』と呼びます。

『蕎麦』の主な原材料である『蕎麦粉』は、『FODMAP』が少ないとされており、『低FODMAP食品』といわれています。

そして『FODMAP』を含む食品を摂ると、おなかの不調をきたし、下痢、便秘、おなかの膨張感などを起こす可能性があり、特に『過敏性腸症候群』で悩んでいる方が顕著にみられるらしいです。

クローン病に関していえば、『FODMAP』を多く含む『高FODMAP食品』は避けたほうがいいという記事がネットでちらほら見かけますし、おなかの不調をきたす可能性があるリスクはなるべく排除したいところなので、クローン病患者であれば『高FODMAP食品』の摂取はなるべく避けたほうがいいのかなと個人的に思います。

ただ小麦粉は『高FODMAP食品』に該当しており、『二八そば』のような小麦粉を含む『蕎麦』は注意が必要です。

大量でなければ食べても大丈夫

『蕎麦』の特徴から鑑みて導きだした答えは、

「食べすぎなければ『蕎麦』を食べてもいい」

です。

結局めちゃくちゃ普通の答えになったのですが、ぼくからいわせると、食べられるだけめちゃくちゃマシです。

『蕎麦』を大量に食べてしまうと、『不溶性食物繊維』が悪さをして腸に詰まったり、たんぱく質はそこまで気にしてはいませんが、さすがに大量に食べると危ないかもしれないので、ほどほどの量に抑えるのが良さそうですね。

あとは『蕎麦』の湯で時間を長くして、麺を柔らかくするのも安心して食べるためのポイントです。

ちなみにぼく自身はといいますと、食べるときは大盛りで食べるくらい『蕎麦』が好きで、毎日食べているわけではないですが『蕎麦』を食べて体調が悪くなった経験はないです。

大量に食べないほうがいいって書いたのに矛盾していますが、おいしいからね・・・食べちゃいますよそりゃ・・・

しかしいつどうなるか分からないのがクローン病なので、油断せず体調が悪いときは食べないようにし、そして大盛りはほどほどに頼むことします。

これからも低脂質商品やぼくのオススメ商品、クローン病に関することなどを記事にしますので、気になる記事があれば読んでいただければ嬉しいです。

今回はここまで!では!

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