どうも!クローン病患者のこーでーです。
今回はクローン病と鉄分の関係について、個人的な考えを書いていきます。
ぼく自身、鉄分を意識して摂っているおかげで、クローン病の症状である倦怠感を軽減できたので大事な栄養素だと感じました。
クローン病とは?
本文に入る前に、簡単にクローン病の説明をしたいと思います。
クローン病とは、食べ物が通る器官(食道から肛門)に炎症が起きる病気です。
そしてクローン病に欠かせないことといえば、食事です。
食事とクローン病は密接に繋がっており、クローン病患者の多くは『低脂質・低残渣』を基本とした食事制限をして症状を安定させています。
それでは本文に戻ります。
鉄分とは?
鉄分とはミネラルの1種で、体内で生成することができない必須ミネラルです。
鉄分は大きく分けて、『ヘム鉄』と『非ヘム鉄』の2種類あります。
『ヘム鉄』は魚や肉など動物性食品、『非ヘム鉄』は豆や海藻や野菜にそれぞれ多く含まれており、一般的に『ヘム鉄』のほうが体内への吸収率は多いといわれています。
具体的に鉄分が多い食材を紹介すると、
- ヘム鉄・・・レバー系、牛もも肉、かつお、しじみ、赤貝
- 非ヘム鉄・・小松菜、ほうれん草、水菜、枝豆、そら豆、ひじき
という感じで、レバーやほうれん草など、みなさんがご想像どおりの食材が多いですね。
そして鉄分は、ビタミンCやたんぱく質と一緒に摂取すると吸収率が良くなりますので、小松菜やほうれん草で鉄分を摂る際は意識してみてください。
逆にコーヒーや紅茶に含まれるポリフェノールの一種の『タンニン』は、鉄分の吸収を阻害してしまうので、食事する際の飲み物には注意しましょう。
鉄分の効果は?
鉄分のイメージといえば貧血の予防ですよね。
これは鉄分が、酸素を運ぶヘモグロビンの材料になので貧血を予防できます。
酸素を運ぶ量が多くなると貧血以外にも、髪や肌を健康に保ったり、ランニングするときに息切れをしにくくなるといった効果があります。
そしてコラーゲンの合成にも鉄分は使われており、肌のシワの予防やハリの保持につながります。
さらにメンタルに関係する脳内神経伝達物質の合成にも鉄分が使われており、イライラや食欲不振など、精神的な症状の軽減につながるといわれています。
といった感じで体やメンタルに深く関わる大事な栄養素なので、逆に鉄分が不足すると不調が顕著にみられます。
やはり血液の酸素不足は、だるさや立ちくらみなどで、日常生活に支障がきたすと思うので、鉄分の摂取は意識して摂取することが大事ですね。
鉄分の摂り過ぎに注意
そして不足も良くないが過剰摂取も注意が必要です。
鉄分を過剰摂取すると、便秘や吐き気の胃腸の不調に陥いたり、亜鉛の吸収阻害を起こす可能性があります。
ひどい時は体内の酸化が進み、心筋梗塞のリスクが高まる可能性もあるという怖さがあるので、摂取量はキチンと守る必要があります。
厚生労働省の基準によると、18〜29歳で男性は7mg、女性は6mgが摂取推奨量なので、目安としていただければ嬉しいです。
さらに対応上限量も定めており、同じく18〜29歳の男性は50mg、女性は40mgとなっております。
これは食事でここまで鉄分を摂取するのは難しくて、例えば鉄分を多く含む豚レバーは、文部科学省によると100gあたり13mg含まれており、摂取推奨量は超えていますが対応上限量には全然及びません。
それよりも手軽に栄養を摂取できるサプリであれば、容易に過剰摂取につながる可能性があるので、用法容量を守って正しく服用しましょう。
もちろん食事も食べ過ぎは注意です。
クローン病になってから鉄分を意識して摂っている
ぼくはクローン病になってから鉄分を意識して摂るようにしていますが、最初から意識したわけではありません。
意識し始めた1番のきっかけは倦怠感と貧血です。
クローン病になって数年経ったぼくは、倦怠感がめちゃくちゃひどく、さらに元々貧血気味であったため、少し外出しただけでだるさで動けなくなるし、立ちくらみで危ないしと、けっこうひどい体調でした。
さすがに改善しないといけないと思い、そこから鉄分のサプリを飲み始めました。
ぼくが飲み始めた鉄分のサプリは、『DHC』から発売している『ヘム鉄』のサプリです。
そして飲み始めて2週間以上経過で倦怠感は軽減され、立ちくらみにいたってはほとんどなくなりました。
もちろん鉄分のほかにも、ちゃんと寝ることや水分をこまめに飲むなど、いろんなことして体調を維持しています。
そして鉄分はすぐ飲んで効果が実感できるわけではないので、とりあえず2〜3週間飲み続けてみて様子をみましょう。
ぼく自身は2週間くらいで効果を実感できましたが、もちろん個人差はあるので期間は人それぞれです。
そして飲み続けても効果が実感できない場合は、主治医と相談して今後の方針を決めましょう、自分の判断で飲む量を増やすのは危険なので。
まとめ
ぼく自身は鉄分の意識して摂って良かったと思っています。
長年悩まされていたクローン病特有の倦怠感が軽減できたことで、生活の質がグンと上がりました。
まぁぼくの場合なのでみなさんに当てはまるかといわれたら自身はないですが、同じ悩みを持っていたら意識してみる価値はあると思います。
その際は主治医と相談して、どのように摂取をするか一緒に考えていくようにしましょう。
いきなりサプリで飲むのはちょっと不安ですからね。
うまく鉄分を摂取してクローン病と頑張って向き合っていきましょうね。
これからも低脂質商品やぼくのオススメ商品、クローン病に関することなどを記事にしますので、気になる記事があれば読んでいただければ嬉しいです。
今回はここまで!では!