どうも、こーでーです。
今回はクローン病歴7年のぼくが、食事をする際に気をつけているポイントを紹介します。
結論から話すと、とにかく低脂質の食事をして、足りない栄養があればサプリなどで補っていく食生活をしています。
- クローン病患者。
- クローン病について知りたい。
- クローン病に関する体験談を知りたい。
クローン病は食事を気をつけなければならないの?
ぼくがクローン病と付き合っていく上で1番大事にしていることが食事面です。
クローン病はなぜ食事が大事なのか、そしてどういうことを気をつけて食事をしているのか、本文で詳しく解説していきます。
それでは本文をどうぞ。
クローン病とは?
そもそもクローン病ってなんですか?
簡単にいうと食べ物が通る器官に炎症が起こる難病に指定されてる疾病です。
炎症が起きると下痢・腹痛・血便などさまざまな症状があり、ひどいときは手術をしなければならない可能性もあります。
患者によって炎症が起きやすい場所はあり、ぼくは回盲部(盲腸あたり)にできやすかったです。
炎症のほかにも発熱、痔、貧血、血便、倦怠感などさまざまな症状があり、こちらも患者によって出やすい症状が違います。
ぼくが体調が悪いときは倦怠感と血便が症状としてよく出ていました。
クローン病と食事の関係
病気と聞けば薬で治療するのが一般的ですが、クローン病は食事療法といって食事で症状を抑える治療方法もあります。
もちろんクローン病にとっても薬は必要不可欠です!
クローン病は、脂質が多い・消化しにくい食べ物を摂取すると、炎症を起こす可能性があり、症状を悪化させる恐れがあります。
なぜ炎症が起きるか、原因はいまだ不明だけど、一説によれば免疫異常によるものとされています。
つまりクローン病は症状を悪化させないために、脂質の少ない・消化しやすい食事、いわゆる『低脂質・低残渣』の意識しなければなりません。
薬をちゃんと飲むのと同じくらい、食事を大事にしなければクローン病とうまく付き合えないのです。
個人的には薬よりも食事面のほうが大事だと思っています。
クローン病が食事で気をつけること
クローン病と食事は切っても切り離せない関係ですが、ぼく自身はどのように食事を気をつけているのか、5個あげてみたので良ければご覧ください。
改めて文章にまとめてみると、意外と気をつけていることが多いんだなと感じました。
気をつけているポイント①.脂質がどれくらいか確認する。
《クローン病と食事の関係》で食事をする際は低脂質を意識しなければならないと書きましたが、クローン病は基本的に脂質が少ないほど良いとされています。
だからスーパーで食品を買うときは、必ず裏面などに記載されている栄養成分を見るようにしています。
クローン病になる前は栄養成分なんて全く気にしてなかったんですけどね笑
ぼくは脂質5gが少ないの境界線で、それより多くなるとちょっと買うのためらってしまいます。
体調が良いときは買いますが、悪いときは買わないようにしています。
たまにスーパーの惣菜などで栄養成分がわからない商品は、確実に脂質が少ないとわかる商品以外は買わないようにしています。
食べて体調を崩すことを考えれば、食べないほうが100倍マシです。まぁ正直食べたいのをめちゃくちゃ我慢してますけどね笑
このように脂質がどれくらいあるか確認することは、クローン病にとって死活問題に直結するといっても過言ではないです。
体調が良い状態を維持するためには、自分がどれくらいまで脂質の量を許容できるか、そして脂質がどれくらいあるのか確認することが大事です。
クローン病にとって、もしかしたら1番気をつけているポイントかもしれません。
気をつけているポイント②.魚を積極的に食べる。
魚が健康に良いのはなんとなく想像できますよね。
それはクローン病にもいえることで、実は魚の脂質がクローン病にとって比較的安全とされているのです。
脂質を摂るのは良くないって言ってましたよね?
脂質にも種類があって、摂らないほうがいい脂質と摂っても比較的安全な脂質があるのです。
脂質には大きく2つに分けて、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。
飽和脂肪酸は主に肉などに多く含まれている脂肪酸ですが、クローン病患者が摂取すると、腸を刺激し炎症を起こす可能性があり、控えたほうがいい脂肪酸となっております。
肉を食べないほうがいい理由の1つですね。
一方、魚の脂質は不飽和脂肪酸が多く含まれており、その中でもオメガ3と呼ばれる脂肪酸が多く含まれております。
聞き馴染みのある『DHA・EPA』などがオメガ3の1種です。
オメガ3は炎症を抑える効果が期待でき、脂質を摂るなら魚の脂質が良いといわれております。
ただ調べてみると、積極的に食べるべきといってるところもあれば、クローン病にはあまり効果は期待できないといってるところもあり、白黒はっきりしてないのが現状です。
個人的に魚の脂質を摂ってもおなかがギュルギュルとしづらい気がするので、肉の脂質よりかは安全なのかなと勝手に思っています。
しかし、いくら魚の脂質が良いとされていても、1度に大量に摂取をすると症状を悪化させる可能性があるので、脂質の多いサーモンやサバを食べるときは量に気をつけてましょう。
何回もいいますが、クローン病の食事は低脂質が基本ですが、ぼくは魚の脂質に関してはそこまで気にしていません。ただ体調が悪いときは食べないようにしています。
気をつけているポイント③.たんぱく質をなるべく摂る。
ぼくは低脂質を意識した食事をすると、炭水化物メインで食事するようになりました。
ご飯やうどんなど低脂質で高カロリーな食品は、クローン病にとって適している食品なのですが、それらをメインで食べるとたんぱく質が不足する可能性があります。
たんぱく質は筋肉や臓器など体を構成するために必要な必要な栄養素なので、不足しているなら摂らないといけません。
しかしクローン病はたんぱく質を消化する際に、過剰に反応してしまい、そのせいで炎症を起こす可能性があるので注意が必要です。
ぼくは体調が良い時に積極的に摂るようにしているので気にしていなかったですが、体調が悪いときは摂取を控えるのが無難だと思います。
ぼくがたんぱく質を摂るときに食べる食材は、《気をつけているポイント②》で紹介した魚や脂質の少ない鶏むね肉、ガッツリ摂りたいときはプロテイン飲料などでたんぱく質を摂るようにしています。
本当は消化の負担が少ない『エレンタール』という栄養剤でたんぱく質を摂るのが好ましいですが、味が苦手すぎるので飲めません笑
炭水化物メインで食事ことはもちろんクローン病にとって適していると思いますが、栄養に偏りがでることは避けたいので、自分の体調を見極めて摂れるときは摂ったほうがいいと個人的は思います。
自分の体調がわからないときは、必ず主治医に相談して決めるようにしてくださいね。
気をつけているポイント④.足りない栄養はサプリで補う。
ぼくは炭水化物とたんぱく質は意識して摂っていますが、ビタミンなどの栄養素がおろそかになっています・・・野菜を食べていないから・・・
もはやクローン病は関係ない気もするけど、だからといって無視できないことですよね。
それこそ栄養剤の『エレンタール』を飲めばいいんだけど、やっぱり苦手で・・・
だからぼくは手軽に栄養が摂れるサプリを飲んでいます。
ぼくが主に飲んでいるサプリは、
- マルチビタミン
- ビオフェルミン(乳酸菌)
- ビタミンC
- ヘム鉄(鉄分)
マルチビタミンは総合的に栄養を摂りたいから飲んでいます。
ビオフェルミンは飲んでからおなかの調子が良くなった気がするので飲み続けています。
ビタミンCは美容に良いらしいので飲んでいます笑、肌を綺麗にしたいので・・・
ヘム鉄のサプリがぼくにとって1番重要です。
《クローン病とは?》で書きましたが、ぼくは血便が出ることで貧血に悩んでいましたが、ヘム鉄のサプリを飲んだおかげで貧血も少しずつ解消され、血液検査でも正常値でした。
個人的にはサプリを飲んで良かったと思っていますが、注意は必要です。
サプリの飲みすぎや肝臓や腎臓に負担があるし、飲み合わせも気をつけなければならないし、なによりもサプリを飲むときは主治医に相談してから飲んだほうが安全なので、むやみやたらに飲むのは控えましょう。
食事から栄養を摂れるならそれが1番良いですが、食事制限や好き嫌いで食べられないのであれば、サプリをうまく活用していくこともありなのかなと思います。
ちなみにぼくはサプリのほかにも、野菜ジュースとかも飲んで体調を整えています。
気をつけているポイント⑤.水をちゃんと飲む。
これに関してはぼくだけかもしれないけど、水を意識して飲むようにしたら体調が良くなりました!
詳しく書くと、クローン病の症状に倦怠感がありますが、ぼくはけっこうな頻度で倦怠感を感じることがありました。
貧血気味だと倦怠感がでるのかなと思って、ヘム鉄のサプリを飲み始めました。
最初は倦怠感も少しずつなくなりましたが、それでも完全になくなっといいきれませんでした。
そこで解決策を調べたら、水分不足も倦怠感の原因であるとみつけ、そこから水を意識して飲むようにしました。
飲み始めた結果、倦怠感がほとんどなくなりました!
もちろんその日の体調や、仕事が忙しくて疲れがあるなどで、どうしても倦怠感がでてしまうことはあるかと思いますが、水を飲むことで軽減はできると個人的には思うので、ぜひ試してください。
ぼくは1日に水を1.5L〜2Lくらいを、一気にではなく、こまめに飲むように心がけています。
まとめ:健康でいられるなら食事制限も頑張れる
クローン病の食事制限は今まで食べられたものが食べられなくなり、最初はとても苦労すると思います。
ぼくも最初のころはメンタルやられっぱなしでした・・・
しかし健康のためと思うことができたら、大変だけど苦にはならなくなり、本題の《気をつけていること》を意識できるようになりました。
今回はあげたポイントは個人的に意識していることなので、まずは主治医に相談して自分の症状に合わせた食事をするのが大事だ思います。
ぼくも1人でわからないことは主治医にたくさん相談しました。
この記事が少しでも誰かのためになったら嬉しい限りです。
以上クローン病で食事に気をつけているポイント5選でした!
今回はここまで!では!