どうも!クローン病患者のこーでーです。
今回はクローン病とバナナの関係について書いていきたいと思います。
バナナといえば栄養がたくさんあるイメージですが、クローン病患者が食べるとどのようなことが考えられるのか、主観が含まれるのでそれも踏まえてご覧いただければ嬉しいです。
クローン病とは?
本文に入る前に、簡単にクローン病の説明をしたいと思います。
クローン病とは、食べ物が通る器官(食道から肛門)に炎症が起きる病気です。
そしてクローン病に欠かせないことといえば、食事です。
食事とクローン病は密接に繋がっており、クローン病患者の多くは『低脂質・低残渣』を基本とした食事制限をして症状を安定させています。
それでは本文に戻ります。
バナナの栄養成分
バナナとは何か?を書こうと思いましたが、さすがに知らない方はいないと思うので、バナナ1本あたりの栄養成分をみてみたいと思います。
- エネルギー・・・93カロリー
- たんぱく質・・・1.1g
- 脂質・・・・・・0.2g
- 炭水化物・・・・22.5g
- 食塩相当量・・・0g
こちらの栄養成分は、ぼくがいつも食べている『Dole』のバナナの栄養成分です。
いろいろスーパーでバナナを買って食べましたけど、1番おいしいのが『Dole』のバナナでした。
価格は高いけど、その分の価値はあると思います。
バナナとクローン病の関係
栄養成分をみても脂質がほとんどないくらいしか分からないので、バナナの特徴をいくつか挙げてみて、それはどのようにクローン病に関係してくるのかを、ぼくなりに書いてみたいと思います。
バナナの特徴①.手軽にエネルギー補給できる
ぼくは毎日バナナを食べていますが、食べる理由としてはこちらが1番大きいですね。
クローン病患者は炎症などを起こすとエネルギーの消費量が多くなるので、なるべく高エネルギーの食事を意識しなければいけません。
バナナはそこまで高エネルギーではありませんが、皮を剥くだけで食べられて93カロリーなら、十分コスパの良い食材だと個人的に思います。
この手軽をほかの食品で摂ろうとしたら、パッと思いつくのは『カロリーメイト』や『バランスパワー』などの『栄養機能食品』。
しかし今あげた食品たちは脂質が多いので、クローン病患者向きではないかなと思います。
『森永製菓』の『inゼリー』シリーズであれば脂質が少なくエネルギーを補給できますが、価格は高いので毎日食べるとなったら現実的ではないかなあ・・・。
まぁ『Dole』のバナナも1本あたり約60円なのでけっこう高いですけどね・・・でもおいしいから許して・・・
という感じで手軽と脂質と総合的なコスパを鑑みた結果、バナナは優秀な食材なのかなと思いました。
バナナの特徴②.食物繊維
バナナを食べると便通が良くなるイメージがあると思いますが、バナナには食物繊維が含まれており、実際におなかの調子を整えて便通を良くする作用があります。
バナナに含まれる食物繊維は1.1gあり、内訳は『水溶性食物繊維』ら0.1g、『不溶性食物繊維』が1gです。
腸を刺激して動きを良くする作用の『不溶性食物繊維』が多く含まれており、動きを良くすることによって排便を促し便通を良くします。
健常者であれば便秘改善につながるのですが、クローン病患者の場合、『不溶性食物繊維』を摂取して腸に刺激を与えてしまうと、炎症が起きたり狭窄部分に詰まる可能性があり、摂取は控えたほうがいいとされています。
脂質みたいに1日の摂取量の目安がないので、『不溶性食物繊維は摂らないことに越したことない』、ってことだと思うので、その点でバナナはマイナスポイントですね。
バナナの特徴③.消化は早い
『不溶性食物繊維』が含まれているとはいえ、総合的に見るとバナナは消化か早いです。
そもそも果肉が柔らかいので消化がしやすいし、『ブドウ糖』や『果糖』などの消化の負担が少ない糖質が多く含まれています。
さらにバナナには『アミラーゼ』という『消化酵素』が含まれており、炭水化物の消化を助けることによって、より消化しやすくなっております。
消化が良いというのは、クローン病の食事制限で大事な要素なので、これはプラスポイントですね。
バナナの特徴④.熟れ具合によって『FODMAP』の量が変化する
まず『FODMAP』について簡単に説明すると、腸で吸収しにくい発酵性の糖質のことで、
- Fermentable・・・・・・発酵性
- Oligosaccharides・・・・オリゴ糖
- Disaccharides・・・・・二糖類
- Monosaccharides・・・・単糖類
- And
- Polylos・・・・・・・・ポリオール
のそれぞれの頭文字をとって『FODMAP』と呼びます。
『FODMAP』を含む食品を摂ると、おなかの不調をきたし、下痢、便秘、おなかの膨張感などを起こす可能性があり、特に『過敏性腸症候群』で悩んでいる方が顕著にみられるらしいです。
バナナは基本的に『FODMAP』が少ない『低FODMAP』食品とされていますが、熟していくにつれて『フルクタン』という糖が増えていき、『FODMAP』を多く含む『高FODMAP食品』に変化していくそうです。
たしかに熟れたバナナを食べたあとって、なんだかおなかにガスが溜まる感覚があった記憶があります。
おなかの調子に自信がない方は、熟れたバナナは食べないほうがいいですね。
バナナは食べ過ぎなければ大丈夫
クローン病に関係しそうなバナナの特徴を書きましたが、個人的にはバナナはクローン病患者でも、食べ過ぎなければ大丈夫な食材だと思います。
『不溶性食物繊維』や『FODMAP』は気になるところですが、消化が悪いわけではないし、手軽にエネルギーを補給できるので、デメリットより食べるメリットのほうが大きいと思うので、個人的には食べてもいいと思いました。
しかもエネルギーのほかに、たくさんの栄養が含まれているので、なおさら食べたほうがいいと思います。
とにかくぼくが1番伝えたいことは、「Doleのバナナはおいしい」、ということなので、みなさんもDoleのバナナを食べましよう。
決してDoleの回し者ではありませんので。
これからも低脂質商品やぼくのオススメ商品、クローン病に関することなどを記事にしますので、気になる記事があれば読んでいただければ嬉しいです。
今回はここまで!では!