どうも、こーでーです。
今回はクローン病歴7年のぼくでも食べられる飲食店5個紹介します。
結論から話すと、クローン病患者だと食べられる飲食店は少ないが、寿司屋さん・うどん屋さんはもちろん、そのほかの飲食店でも食べられるメニューがあるので、よければ最後までご覧いただければ嬉しいです。
- クローン病患者。
- どこで外食していいかわからない方。
- メニューの脂質がいくらあるか知りたい方。
それでは本文をどうぞ。
クローン病とは?
そもそもクローン病ってなんですか?
簡単にいうと食べ物が通る器官に炎症が起こる難病に指定されてる疾病です。
炎症が起きると下痢・腹痛・血便などさまざまな症状があり、ひどいときは手術をしなければならない可能性もあります。
患者によって炎症が起きやすい場所はあり、ぼくは回盲部(盲腸あたり)にできやすかったです。
炎症のほかにも発熱、痔、貧血、血便、倦怠感などさまざまな症状があり、こちらも患者によって出やすい症状が違います。
ぼくが体調が悪いときは倦怠感と血便が症状としてよく出ていました。
クローン病でも外食できるの?
外食ってなると脂質が多い飲食店が多いし食べられるの少なそうな気がするけど・・・
たしかにファミレスやハンバーガー屋など脂質が多い飲食店は多いですが、まったく食べられないってことはないですよ!
では、クローン病患者でも食べられる飲食店はどこなのか、個人的にオススメできる飲食店を5個紹介したいと思います!
寿司屋さん
寿司のネタはだいたい魚なので、クローン病患者でも安心して食べられると思います。
でも魚でも脂っこいネタあるけど大丈夫なの?
魚の脂質は炎症を抑える効果があるとされています。
魚でもトロサーモンや中トロなど脂質が多いネタはいくつかあります。
中トロの脂質は100gあたり27g以上、トロサーモンの脂質は100gあたり40g以上とかなり多いですね。
魚の脂質は不飽和脂肪酸のオメガ3が多く含まれており、オメガ3は炎症を抑えるという働きがあります。
逆に肉には飽和脂肪酸が多く含まれており、摂取すると炎症を悪化させる可能性があるとされています。
正直クローン病に対して魚の脂質が良い影響を与えるかどうかはまだわからないですが、寿司で食べるとすると脂質は多くても1皿あたり2gくらいなので、そこまで気にしなくていいのかなと個人的には思います。
実際にぼくも寿司を食べて体調が悪くなったことはほとんどないです。(悪くなったことはあるよ)
寿司を食べるときの注意点は?
いくら寿司で食べるときは脂質を気にしなくてもいいといっても、中トロなどを1度に大量に食べると、さすがに体調を悪化させる可能性があるので注意が必要です。
間に赤みのマグロや鯛など、さっぱりしたネタを食べるようにしましょう。
さらにイカや貝類などは、消化しづらく腸に狭窄(狭く)なっている部分があるクローン病患者は控えるようにしましょう。
まぁぼくはイカが好きだから1皿だけ食べていますけどね笑
オススメ寿司屋さんは『くら寿司』
ぼくがオススメする飲食店は、回転寿司チェーン店の『くら寿司』です。
ぼくは『くら寿司』が好きですが、クローン病でも食べられるという点では寿司はどれも同じなので、好きな回転寿司チェーン店に行きましょう!
ぼくが『くら寿司』がオススメする理由は、『熟成まぐろ』がめちゃくちゃおいしいところです。
回転寿司とは思えないくらいおいしい!しかもマグロの赤身は低脂質なうえにたんぱく質が豊富に含まれているので、ぼくは寿司屋さんにきたら積極的に食べるようにしています!
あと『肉厚とろ〆さば』もオススメで、他の回転寿司とは比べものにならないくらい分厚くてジューシーで、〆さば好きにはたまらないと思います。
さばの脂質は多めですが、青魚なのでオメガ3の『DHA・EPA』が豊富に含まれており、これまた回転寿司にきたら積極的に食べています。(ぼくが〆さば好きだからもあります笑)
自分の体調を考慮しつつ、注意をしながら食べるようにして、おいしいお寿司ライフを楽しみましょう!
- オメガ3は炎症を抑える効果がある。
- 脂っこいネタを1度に一気に食べない。
- イカや貝は消化しづらいので注意する。
- 『くら寿司』のマグロとさばは超オススメ。
うどん屋さん
うどんはクローン病が食べられる代表的な料理ですよね。
どうしてうどんはクローン病に良い料理なの?
低脂質でありながらエネルギーを摂れるからです!
クローン病とって低脂質なことはもちろん大事ですが、それと同時に高エネルギーというのも大事なことです。
高エネルギー=高カロリー、という認識でオッケーです!
どうしても低脂質な食品だとダイエット向きな低エネルギー食品が多く、エネルギーの消費量が多いクローン病患者にとっては悩ましいところです。
人それぞれではあるが炎症などを起こすとエネルギー消費量が増えたりします。また運動量によっても消費量は変わるので、自分の体調・環境を考慮しなければなりません。
そこで登場するのがうどんです。
うどん1玉(180g)あたりの栄養成分をみてましょう。
- エネルギー・・・260カロリー
- たんぱく質・・・7g
- 脂質・・・・・・1g
- 炭水化物・・・・56g
- 食塩相当量・・・1g
商品によって栄養成分は異なります。
脂質は1gと低脂質であり、それでいて260カロリーもあるので、低脂質高エネルギーといえる食品です。
地味にたんぱく質が7gあるのも嬉しいポイントです!
さらにうどんは消化も良いとされているので、なおさらクローン病にピッタリだし、それ以外で胃腸の調子が悪い方にもオススメな食品です。
うどんは炭水化物の割合が多く、さらに食物繊維が少ないため消化しやすいとされています。
うどんを食べるときの注意点は?
ぼくがうどんを食べるときに意識していることは、ちゃんと噛むことです。
この注意点はうどんのみならず麺類にいえることです。
うどんは喉ごしが良いのでついついあまり噛まずに食べてしまうと、腸に狭窄(狭い部分)がある方は詰まる可能性があります。
いくらうどんが消化しやすいといえど、大量に腸へ入ると危ないです・・・
だから大量に腸へ入らないように、よく噛んで食べるようにしましょう。
うどんをいつもより柔らかくなるまで煮るのも手ですね!
オススメうどん屋さんは『丸亀製麺』
ぼくが特に好きなうどん屋さんが『丸亀製麺』で、クローン病なりたてのときは外食に行くってなったら必ず行ってました!
特においしいのが『丸亀製麺』の看板メニュー、『釜揚げうどん』で、コシのある喉ごしの良い麺がスルスル入り、めんつゆも濃くておいしいんですよね。
しかしコシがあるということは《うどんを食べるときの注意点》で書いたとおり、よく噛んで食べないと詰まる可能性があるので注意しましょう。
おなかに優しい食品のうどんは、クローン病のメイン食品になると思うので、積極的に食べてましょう。
- 低脂質・高エネルギーでクローン病にピッタリ。
- 消化も良い。
- よく噛んで食べる。
- 『丸亀製麺』は『釜揚げうどん』がオススメ。
筆者のオススメメニュー紹介
ここまでクローン病でも食べられる飲食店を紹介しましたが、ここからはクローン病歴7年のぼくが、この飲食店のこのメニューがオススメ!を紹介します。
これから紹介するメニューは多少脂質があったりして正直クローン病患者全員にオススメするのは難しいですが、ぼく自身は食べて体調が悪くなったことはないメニューなので、そこを考慮してご覧いただければ幸いです。
『サブウェイ』の『サラダチキン』
サンドイッチなどを提供している『サブウェイ』ですが、そのなかのメニューで『サラダチキン』をオススメします。
まずは『サラダチキン』(レギュラーサイズ)の栄養成分をみてみましょう。
- エネルギー・・・278カロリー
- たんぱく質・・・21g
- 脂質・・・・・・3.6g
- 炭水化物・・・・41.7g
- 食塩相当量・・・2.2g
低脂質でありながら『サラダチキン』だけあってたんぱく質が豊富に含まれていますね!
コンビニなど販売しているサンドイッチは、脂質がわりと多めでクローン病患者はなかなか手に取る機会がないですが、『サラダチキン』は群を抜いて低脂質なので、その後の体調を心配することなく食べることができます。
ソースをかけると多少脂質が多くなりますが、『まろやかレモンドレッシング』は脂質0.9gなのでオススメです!
味もとてもおいしくて、鶏むね肉はやわらかいし、野菜も新鮮で苦手な方でも食べられるし、嫌いな人はいない味だと思います。
特に野菜がほんとうにおいしくて、実は野菜が苦手なぼくですらバクバク食べられましたよ!
ただパンがモチモチな食感で消化しづらいかもしれないので、1度に多く食べないように注意しましょう。
ぼくは少しずつ食べているおかげか、『サラダチキン』を食べて体調が悪くなった経験はないです。
- 低脂質高たんぱく質
- 鶏むね肉がやわらかく野菜が新鮮でおいしい。
- パンがモチモチなので1度に多く食べないこと。
『すき家』の『まぐろたたき丼』
牛丼チェーン店の『すき家』なので、クローン病患者は敬遠しがちですが、じつは『まぐろたたき丼』というクローン病でも食べられるメニューがあります。
『まぐろたたき丼』(並盛)の栄養成分をみてみましょう。
- エネルギー・・・609カロリー
- たんぱく質・・・30g
- 脂質・・・・・・10.2g
- 炭水化物・・・・99g
- 食塩相当量・・・1.5g
まぐろだから勝手にヘルシーだと思ってたけど意外にカロリーありました笑、さすがどんぶりですね・・・
脂質は10.2gと多めですが、《寿司屋さん》で書いたとおり、魚の脂質はオメガ3の『DHA・EPA』が豊富に含まれているので、脂質の多さはそこまで気にしなくていいかと思います。
もちろん体調が悪いときは控えたほうが安全です!
そして味がおいしいのはもちろんですが、複数人と外食するときでも、『まぐろたたき丼』があれば『すき家』で一緒に食べることができるのが個人的な1番のポイントです。
ぼくの経験上、飲食店にいって食べられるメニューがないことはかなり辛い出来事なので、みんなと一緒に食事できることはとても大事なことです。
- 脂質は多めだが『DHA・EPA』が豊富に含まれている。
- 味はもちろんおいしい。
- 牛丼チェーン店でも『まぐろたたき丼』があれば複数人と一緒に会食できる。
『モスバーガー』の『ソイハンバーガー』
これまたクローン病患者が敬遠しがちのハンバーガーチェーン店の『モスバーガー』ですが、どうしてもハンバーガーが食べたくなったら『ソイハンバーガー』を食べます。
『ソイハンバーガー』の栄養成分をみてみましょう。
- エネルギー・・・287カロリー
- たんぱく質・・・11.4g
- 脂質・・・・・・9.4g
- 炭水化物・・・・39.2g
- 食塩相当量・・・1.7g
ほかのハンバーガーよりかは脂質がちょっと少ないって感じですね。
『ソイハンバーガー』は肉を使わずに大豆を使ったパティですが、大豆は不飽和脂肪酸であるオメガ6が豊富に含まれており、肉に多く含まれている飽和脂肪酸同様に摂取を控えたほうがいい脂質です。
大豆の脂質にはオメガ3を少し含まれているので、肉よりかはマシかなっていうのが個人的な意見です。
さらに調理工程でソイパティを焼くときにどういう油を使っているかわからないので、単純に大豆の脂質だけということではないです。
オリーブオイルを使っていたら幾分マシなのですが、高価だしチェーン店が使うとは考えにくいですね・・・。
結局何が言いたいかというと、ハンバーガーなかではクローン病向きのメニューなだけでリスクはあるので、体調が良いときに食べるようにしてくださいということです。
最初に書いたとおり、ぼくはどうしてもハンバーガーを食べたいときに食べてるので頻繁には食べてはいません。一応ぼくは食べて体調を崩したことはないです。
しかし味はソイパティといいつつも、通常のハンバーガーと区別つかないくらいおいしいので、機会があればぜひ食べてほしいメニューです。
『モスバーガー』のみならず、大豆ミートって肉と区別つかない商品多くてすごいですよね!良い時代になったなー。
- ほかのハンバーガーよりちょっと脂質が少ない。
- 大豆は不飽和脂肪酸のオメガ6が豊富に含まれている。
- ハンバーガーのなかではクローン病向きだが注意は必要。
- 通常のハンバーガーと区別つかないくらいおいしい。
『ドトールコーヒー』の『トースト』
カフェはクローン病に向いているメニューが少ないイメージですが、『ドトールコーヒー』の『トースト』であれば安心して食べられると思います。
ここで『トースト』の栄養成分を見ていきましょう。
- エネルギー・・・179カロリー
- たんぱく質・・・5.5g
- 脂質・・・・・・2.7g
- 炭水化物・・・・33.5g
- 食塩相当量・・・0.78g
脂質がかなり少ないので安心して食べられますね!
といっても『ドトールコーヒー』もやはりクローン病に向いているメニューは少ないです。
もしかしたらほかにもおいしそうなメニューなるのに『トースト』は質素だなあと思う方もいるかもしれません。
しかしカフェのなかには、クローン病患者が食べられないメニューばかりあるカフェもあるので、1つでも食べることができるメニューがあるのはかなり違います。
例えば誰かと食べに行くときに、1つでも食べられるメニューがあれば、「食べられないのか・・・」、と落ち込んで行くことも無くなるし、相手にも気を遣わせずに済みます。
要するに気持ちの余裕が生まれて、食事を楽しむことができます。
たしかに『トースト』は質素かもしれませんが、ぼくの経験上メンタル面の余裕がかなり変わってくるので、クローン病は質素なものしか食べられないと割り切ることも必要かもしれません。
あとここまで『ドトールコーヒー』の『トースト』を褒めてないですが、ふつうにおいしいです。
外はカリカリ中モチモチと、家庭のクオリティを遥かに超えているのでオススメです。
- 脂質がかなり少ない。
- 外カリカリ中モチモチでおいしい。
まとめ:クローン病の外食は大変です・・・
いろいろ飲食店を紹介しましたが、全ての飲食店のなかからこれぐらいしかクローン病患者であるぼくは行ってないです。
脂質が多い飲食店が多すぎます・・・
正直クローン病にとって外食は難しいので、けっこう大変な病気だと思います。
ただぼくは外食も好きなので、難しいながらも食べられる飲食店を血眼で探しています笑
ぼく以外にも外食したいと思ってる方はいると思うので、随時見つけしだい紹介します!
念のために書きますが、今回は紹介した飲食店は、ぼくが食べても大丈夫な飲食店で、クローン病全員が食べられるというわけではないことをご了承ください。
クローン病は十人十色、ほんとさまざまです。
以上クローン病患者であるぼくでも食べられる飲食店5個でした!
今回はここまで!では!