どうも、こーでーです。
今回はクローン病歴7年のぼくが旅行をする際に気をつけていること3つを紹介します。
結論から話すと、旅行中は普段の生活よりも疲れがたまりやすいし、食事制限も難しいので、より意識して決まり事をやることが大事です。
- クローン病患者。
- 旅行が大好きな方。
それでは本文をどうぞ。
クローン病とは?
そもそもクローン病ってなんですか?
簡単にいうと食べ物が通る器官に炎症が起こる難病に指定されてる疾病です。
炎症が起きると下痢・腹痛・血便などさまざまな症状があり、ひどいときは手術をしなければならない可能性もあります。
患者によって炎症が起きやすい場所はあり、ぼくは回盲部(盲腸あたり)にできやすかったです。
炎症のほかにも発熱、痔、貧血、血便、倦怠感などさまざまな症状があり、こちらも患者によって出やすい症状が違います。
ぼくが体調が悪いときは倦怠感と血便が症状としてよく出ていました。
クローン病患者は旅行できるの?
結論から書くと、クローン病患者でも旅行はできます。
ただぼく自身旅行をして、健常者と比べて制限や苦労はいくつかある、と個人的に感じました。
旅行って何気に体力をつかうイベントなので、クローン病患者にとってかなり負担になるのかもしれない・・・。
それでも気をつけるポイントをおさえれば、健常者と一緒に旅行もできるので、これからそれらを紹介したいと思います。
クローン病になる以前の旅行はできないかもしれないけど、今できる最大限をして、クローン病患者なりに旅行を楽しみましょう!
旅行で気をつけていること①.食事制限をしっかりする。
旅行の醍醐味の1つといえば食事で、食事をメインで旅行のプランを組むぐらい大きな目的です。
しかし大半のクローン患者は食事制限をしており、醍醐味の1つである食事をマックスで楽しめることができません。
ぼくのなかでは、食事を全て満喫できないことが1番きついです・・・。
だからといって、「旅行ぐらいハメはずしちゃえ!」、と脂質・食物繊維が多いなど、クローン病に適さない料理を食べてしまうと、体調をくずす可能性があるので危険です。
ぼくの経験上、旅行で食事のハメを外すと、だいたいそのあと体調を崩しています。
そしてぼくはいろんな経験をして、旅行の食事面で、気をつけなければいけないと感じたことは、心を鬼にして普段どおりの食事を行うことです。
旅行中はおいしい料理の誘惑が多く、食べることを我慢するメンタルを揺さぶられます。
そして何度もぼくは誘惑に負けていました・・・。
しかしここで誘惑に負けしまうと、食べた瞬間はおいしいと感じるかもしれませんが、そのあとは食べた罪悪感で旅行を楽しめなくなるかもしれませんし、なにより体調をくずす可能性があります。
もちろん我慢することはつらいですが、体調をくずすよりかはマシかもかなって思います。
それにまったく旅行中の食事を楽しめないわけではなく、旅行の計画を決めるときに、クローン病でも食べられる料理はあるか、事前にリサーチして、直前になって「食べるものがない・・・」、ってことをふせぎましょう。
ぼくはビュッフェのある旅館によくいきます。ビュッフェだとたくさん料理があるからね。
旅行先で普段どおり食事制限することはけっこう難しいし、以前みたいな全力で食事を楽しめないかもしれないけど、クローン病になったからにはクローン病なりの楽しみ方に頭を切り替えて楽しむことが大事だと思います。
そして何より健康第一なので、旅行を無事に終えるためにも、食事制限はがんばりましょう。
旅行で気をつけてること②.薬の飲み忘れ。
これに関しては、もしかしたらぼくだけかもしれないです笑。
ぼくは時々、普段の生活で薬の飲み忘れがあり、不良患者の一面も兼ね備えております。
普段の生活で薬を飲み忘れるということは、旅行にいけば、かなりの確率で飲み忘れをします。
薬の飲み忘れは絶対にあってはならないのに・・・。
みなさんもご存知のとおり、主治医が病気を良くするために出した薬なので、よっぽどのことがない限りは、必ず飲まなければなりません。
それはいまだ原因がわかっていないクローン病にもいえることで、治らないにしろ、体調が良い状態を維持するために必要です。
飲まないといけないとわかっていても、疲れたりすると、「飲むのめんどくさいなー」、と思ってしまい、晩に飲む薬をサボったりしちゃいます・・・。
旅行だとなおさら疲れるので、薬を飲むという考えが、後回しになってしまいます。
旅行中に、薬を飲むことを意識することも大事ですが、まずは普段から決まった時間に薬を飲むルーティンをつくって、体に染み込ませることがとても大事になっていきます。
「今日ぐらいサボってもいいよね」、とそれがクセになり、積み重ねっていくと、体調に支障きたす可能性があるので、旅行中だろうが薬は絶対に飲むようにしましょう。
ここまで書きましたが、ぜんぶ自分に言い聞かせて書いていました・・・。ちゃんと薬飲むようにします。
旅行で気をつけてること③.ちゃんと休む。
せっかくの旅行なので、観光スポットをたくさん巡ったり、夜遅くまで起きて楽しみがちですが、その分体力をかなり消耗してしまいます。
体力を消耗すると、体調を崩す可能性があったり、それこそ食事制限や薬の飲み忘れに対する意識が薄れてしまいます。
ぼくは、体を休みたいという気持ちが優先してしまい、結局薬の飲み忘れにつながることがけっこうありました・・・。
もちろん過密日程でも体調を崩さない方や、ちゃんとクローン病患者として、やることをやる方であれば、今のままでいいと思います。
しかし、少しでも思いあたることがあれば、一息いれる時間を作ったり、いつもより30分早めに寝るなど、余裕を持った旅行の日程にしたほうがいいと思います。
ぼくも最初のうちは日程を詰め込んでいましたが、最近はカフェなどで休憩する時間をつくって、続けて観光しないようにしていました。
「それでもたくさん観光したいから過密日程になっちゃいます!」、という方は、なるべく早めに寝るようにしましょう。
心は大丈夫と思っても、体はかなり疲れているので、早く寝ないと疲れが翌日に残ってしまいます。
ぼくも遅く寝たせいで、翌日の観光が体力をが残ってなさすぎて集中できなかったので、みなさんも気をつけましょう。
まとめ:旅行は普段の生活よりも慎重に
旅行は楽しい反面、疲れが普段よりもたまります。
さらにクローン病患者だと、普段の生活ならできた食事や休憩時間のコントロールが、旅行中だと難易度が上がってしまいます。
観光や移動で休憩時間が少なくなるし、外食が多くなるので食事制限が難しいですよね。
ぼくが思う、クローン病患者が旅行する際に1番大事だと思うことは、「自分はクローン病だ」、ということを自覚することだと思います。
せっかくの旅行だからといって、健常者と同じくらい行動する、そして同じ食事をすると、体調を崩す可能性があります。
ぼくの経験上、かなりの確率で体調を崩していました。
旅行中でも、クローン病患者として普段の生活でしていた決まり事を守ることで、クローン病患者らしい旅行を楽しめると思います。
もちろん、健常者みたいな旅行の楽しみ方はできないかもしれないけど、それこそクローン病患者だという自覚をもつしかないです。とても大変なことだけどね・・・。
改めて書きますが、クローン病患者が旅行する際に1番大事なことは、「自分はクローン病だ」、と自覚することが大事だと個人的には思います。
以上、クローン病患者が旅行で気をつけていること3つでした!
今回はここまで!では!