どうも、こーでーです。
今回はクローン病歴7年のぼくが体重を47㎏から10㎏増やした食事法を紹介します。
結論から話すと、とにかく食べる量を増やして、そして炭水化物をメインに、空腹の時間をなるべく減らすことを意識した食事をして、体重を増やすことができました。
- クローン病患者。
- 痩せていることがコンプレックスの方。
- 体重を増やしたい方。
それでは本文をどうぞ。
クローン病とは?
そもそもクローン病ってなんですか?
簡単にいうと食べ物が通る器官に炎症が起こる難病に指定されてる疾病です。
炎症が起きると下痢・腹痛・血便などさまざまな症状があり、ひどいときは手術をしなければならない可能性もあります。
患者によって炎症が起きやすい場所はあり、ぼくは回盲部(盲腸あたり)にできやすかったです。
炎症のほかにも発熱、痔、貧血、血便、倦怠感などさまざまな症状があり、こちらも患者によって出やすい症状が違います。
ぼくが体調が悪いときは倦怠感と血便が症状としてよく出ていました。
人生で1番痩せていました。
タイトルで察しているかと思いますが、ぼくが人生で1番痩せてたときの体重が、47kgでした。
まぁもともと50kg前後の痩せ型でしたけどね。
その1番痩せていたときというのは、ぼくがクローン病と診断とされ、入院してからのことです。
入院中は食事を摂らずに絶食で症状を落ち着かせ、栄養は点滴で摂っていました。
一応アメとガムはOKだったので、めちゃくちゃ食べていました笑。
しかし点滴だけで体重は増えるわけはなく、むしろ減っていく一方で、とうとう人生で1番痩せて体重が47kgになりました。
どうやって体重を増やしたの?
徐々に体調も回復し、食事も摂れるようになりまして、体重も若干増えていきました。
食事といっても腸に負担の少ないクローン病用の食事なので、ガッツリ体重が増えるというわけではありませんでした。
では、どのタイミングで体重が10kgも増えたかというと、退院をして4ヶ月後くらいのことです。
当時の食事内容は、炭水化物をたくさん食べる!、を意識していました。
結局のところ、たくさん食べることが1番手っ取り早く太れると思います。まぁそれが大変なんですけどね・・・
では、どのような食事内容で体重を増やすことができたのか、4つありますので紹介したいと思います。
10kg増やした食事法①.エレンタールを1日3回飲む。
エレンタールとは、消化しやすい成分が多く含まれており、クローン病などのIBD疾患の方におなじみの栄養剤です。
さらにエレンタールは、手軽にカロリーやたんぱく質も摂れるのも特徴なので、体重を増やすにはもってこいなのです。
エレンタール80gあたり、エネルギーは300カロリー、たんぱく質は約13gです。ちなみにたんぱく質は分解済みのアミノ酸として含まれているので消化に優しいです。
ぼくはエレンタールを食後の合間に飲むようにしていまして、朝昼晩と1日3回飲んでいました。
ぼくはエレンタールだけだと味がまずくて飲みにくかったので、脂質の低いお菓子を食べながら味をごまかすと同時に、お菓子のカロリーを摂取できる一石二鳥スタイルでした。
よく食べていたお菓子は、『一才からのかっぱえびせん』を食べていました。通常よりかは味が薄いけど、若干の塩味がエレンタールの味をごまかすし、脂質も少ないのでそればっかり食べていました。
体重を増やすためには、普段の食事を多く食べることが大事ですが、食事制限のせいで食べる量を増やしづらいとは思うので、プラスしてエネルギーを摂れるエレンタールは、クローン病にとって体重を増やすために必要不可欠な栄養剤だと個人的に思います。
10kg増やした食事法②.朝食はハムトースト2枚
ぼくは毎朝、食パンの上にハムを2枚乗せて、さらに『ちょい食べカレー』というカレーソースをかけて食べていました。
『ちょい食べカレー』は、30gごとに小分けされているので、食パンにかけるにはピッタリです!
ハムトースト1枚あたりのだいたいの栄養成分はこちらです。
- エネルギー・・・214カロリー
- たんぱく質・・・9g
- 脂質・・・・・・4.6g
- 炭水化物・・・・34.4g
- 食塩相当量・・・1.7g
2枚食べるので単純に2倍の栄養を摂っています。脂質が10gいかないくらいですが、多いと感じる方はカレーソースをかけなければ、脂質は1.4g少なくなるので調整しましょう。
クローン病目線から見ると、カレーの刺激は大丈夫なのか、食パンは毎朝食べても大丈夫なのか、と気になるところがあります。
ぼくは寛解期だったので、とくに体調が悪くなることはなかったですが、体調が不安定な方は、カレーやパンはちょっと危険だと思うので、食べないのが身のためです。
味のほうは、カレーと食パンがめちゃくちゃ合っていて、ハムもジューシーなのでとてもおいしいです。
毎朝食べても飽きない味だと個人的には思います!
大事なことなのでもう1度いいますが、自分の体調があまり良くないときは、ハムトーストは食べないようにしましょう。
10kg増やした食事法③.大盛りチャーハン
やはり体重を増やすためには、炭水化物をたくさん食べる必要があります。
そこでぼくが実践した食事法が、大盛りチャーハンです。
チャーハンは脂質多いんじゃないの?
※なるべく脂質を抑えるために工夫をしました!
なるべく脂質を抑えるために工夫をしました!
飲食店や市販のチャーハンだと、油をたくさんひいたり、具材に肉を使ったりして、脂質が多めですが、ぼくが食べてたチャーハンは、全く逆のことをして脂質を抑えました。
まずフッ素樹脂加工のフライパンを使うことで、油をひかなくてもくっつかないようにしました。
でも割と早めにくっつき始めたので困りました・・・、安いフライパンはくっつき始めるの早いのかも。
そして具材は卵だけ使用しますが、卵は1個あたり脂質が5g以上もあるので、多めに感じられる方は、申し訳ないですがこの食事法はオススメできません。
当時のぼくは、卵を1個使ったとしても脂質を1日30g以内の摂取に抑えられていました。一応ぼくは卵を摂取していても体調は安定していましたが、少しでも不安のある方は控えたほうがいいと思います。
そして最大のキモである米の量ですが、正確にはわからないですが、1食でだいたい茶碗3杯分くらいは食べてました。
最初のころはめちゃくちゃキツかったけど、だんだん胃袋が大きくなってきたのか、ふつうに食べられるようになりました。しかし腸に狭窄がある場合は大量に食べることは危険なので、少なめに食べましょう。
ぼくのなかでは、大盛りチャーハンが体重を増やす1番の要因だったと思っており、炭水化物をとることが大事なんだな実感しました。
10kg増やした食事法④.おやつにあんぱん
ぼくのなかであんぱんは、低脂質高エネルギーでクローン病にピッタリな食品だと思っています。
ここでぼくがよく食べていた『山崎製パン』の『薄皮つぶあんぱん』1個当たりの栄養成分を見てみましょう。
エネルギー・・・127カロリー
たんぱく質・・・3.3g
脂質・・・・・・1g
炭水化物・・・・26.2g
食塩相当量・・・0.09g
大半のクローン病患者は、基本的に甘いお菓子を食べるとなれば、脂質の少ない和菓子を選択すると思います。
ぼくも団子やどら焼きをよくたべますね。
そして和菓子によく使われるあんこは、まさに低脂質高エネルギーの代表なので、あんぱんはクローン病患者向きの食品といえる理由ですね。
薄皮つぶあんぱんは、スーパーならどこいっても販売しているし、約150円と安いし、手軽に食べられるので、おやつとしてピッタリです!
しかしあんこのなかでも、粒あんに含まれている小豆の皮は消化しにくいので、できればこしあんのあんぱんや和菓子を食べることをオススメします。
正直ぼくは粒あんでも気にせず食べていますけどね。
それさえ気をつければ、あんぱんはクローン病患者の強い味方なので、うまく活用してエネルギーをガンガン摂取しましょう。
まとめ:結局体重を増やすコツは食べまくること
今回、体重を10kg増やしたときのことを思い出して書きましたが、今の食生活と比べて、めちゃくちゃ食べてたなーと思いました。
今も自分なりに食べているつもりですが、あのころと比べたらまだまだだなーと思います。
量とたくさん食べたのはもちろんですが、エレンタールやあんぱんなどを、食事の合間に摂っていた影響も大きいと思います。
なるべく空腹の時間をなくそうと意識していました。思い返せばずっと食べていましたね笑。
クローン病患者は、食事制限でなかなか食べられるものが少なかったり、大量に食べられなかったり、体重を増やすことはかなり難しいと思います。
ぼくは、痩せている体がコンプレックスだったので、意地でも体重を増やそうとがんばりました笑。
みなさんは、健康でいられることが1番大事なので、無理せず自分のペースで食べるようにしましょう。
以上、体重を10kg増やした食事法でした!
今回はここまで!では!