どうも、こーでーです。
今回はクローン病歴7年のぼくが「さすがにやばい」と思った体験談を4つ紹介します。
結論から話すと、めちゃくちゃつらい体験だらけなので、「もうぜったいに体験しないぞ！」と心がけることができたので、結果的に現在の体調は落ち着いてるので良かったです。
- クローン病患者。
- クローン病について知りたい方。
それでは本文をどうぞ。
クローン病とは？
そもそもクローン病ってなんですか？
簡単にいうと食べ物が通る器官に炎症が起こる難病に指定されてる疾病です。
炎症が起きると下痢・腹痛・血便などさまざまな症状があり、ひどいときは手術をしなければならない可能性もあります。
患者によって炎症が起きやすい場所はあり、ぼくは回盲部（盲腸あたり）にできやすかったです。
炎症のほかにも発熱、痔、貧血、血便、倦怠感などさまざまな症状があり、こちらも患者によって出やすい症状が違います。
ぼくが体調が悪いときは倦怠感と血便が症状としてよく出ていました。
クローン病になってさすがにやばいと思った体験談
クローン病になって7年の間で、生死をさまようほどではないけど、「これはさすがにやばかった」と思った体験がいくつかありました。
クローン病はいろいろな症状があるから、やばいと思った体験もさまざまなものでした。
ぼく自身もこの記事をみて、「こんなことあったなあ」と振り返ることができるようにしたいので、みなさんも参考程度にご覧いただければ嬉しいです。
やばいと思った体験談①.夜寝られないほどの腹痛
それはクローン病と診断される1年前のことです。
回盲部(小腸と大腸の境目あたり)がシコリみたいに固くなってるのを見つけ、最初は便が溜まってるのだろうと思って気にも止めませんでした。
このときに病院へ向かっていたら良い方向に人生かわってかもしれない・・・
しかし1週間、1ヶ月経ってもシコリはなくならないが、危機感のない当時のぼくは、何も気にせずラーメンやハンバーガーなど脂質の多い食事をバンバン食べてました。
クローン病となった今では考えられない脂質まみれの食生活でした笑。
そしてだんだんとシコリが大きくなってきて、クローンと診断される2週間前くらいから腹痛が起き始めました。
しかも今までにないくらい激痛で、さらに決まって寝るときに痛くなるので、2時間くらい痛みに耐えて疲れて寝るという生活を暮らしてました。
さすがにやばいと思って病院へ行って、診断されたのがクローン病でした。
後日談ですが、クローン病と診断された約3ヶ月後、回盲部を切除する手術をしました。
炎症を繰り返して出来た潰瘍が深くなってしまい、これ以上悪くなると危険ということで手術をしました。（記憶曖昧だけどこんな感じだと思います）
多分シコリが出来たときには潰瘍が出来始めて、痛みが出てきたときはかなり進行してしまったと思います。
さらに思い返せば、ぼくは感染性胃腸炎に定期的になっていたので、もしかしたらそのせいでシコリが出来たかもしれません。
クローン病は原因不明の病気なので、シコリがなぜ出来たのかぼくは想像で話すしかないのですが、人生で1番と言ってもいいくらいの激痛なのは事実なので、まさしくさすがにやばいと思った体験談でした。
やばいと思った体験談②.手術後の麻酔による吐き気
《体験談①》で話した手術したあとの話です。
手術といえば、術後のリハビリがつらいとよく聞きますが、ぼくもつらかったその1人でした。
ぼくが1番つらかったのは麻酔の副作用である吐き気です。
手術から目を覚めてからずっと吐き気があってきつかったです・・・、たしか3日間くらい続いてた気がする・・・。
しかも吐くときにおなかに力を入れるので、術後の傷口に響くのが本当に痛すぎました。
歩くだけでも痛いのに、おなかに力を入れたときはなおさら・・・、大げさじゃなくおなかが裂けるかと思いました・・・。
時間が経つにつれて吐き気を徐々におさまってきて、リハビリも順調に進み、無事に退院することができました。
人生の一大イベントと呼べる手術を終えてほっとする間もなく、悪夢のような3日間を過ごしてましたが、術後は以前の体調が嘘のように良くなったので、ぼく的には手術をして本当に良かったですと思いました。
でも術後の悪夢はもう味わいたくないです笑。
やばいと思った体験談③.腸閉塞で入院
ぼくが社会人になって1ヶ月くらい経ったころの体験談です。
慣れない環境や仕事が忙しいこともあって、そのころは体調を崩しがちでした。
主に倦怠感が原因で体調を崩してました。
そして社会人になって1ヶ月経ったころ、おなかがめちゃくちゃ痛くなって急いで病院へ駆けつけたところ、腸閉塞と診断されました。
記憶があいまいですけど、たしか詰まりやすい食材を食べた気がします・・・、まあ狭窄もあったからそれも原因ですね。
腸閉塞になると、まずは腸の内容物を取り出さなければいけないので、ぼくの場合は鼻からチューブを腸まで通して、内容物を取り出していました。
チューブがけっこう太いからマジで入れるときがきつくて、ずっとオエオエってしてました。
入れるときもつらかったですが、チューブを約2日間入れっぱなしだったので、ずっと違和感だらけだし、自由に動くこともできなかったので、それもかなり辛かったです。
そのあとは徐々に体調も回復し、無事退院できました。
社会人になってすぐの出来事だったので、「やっぱり仕事ができない体なのかなー」、と心が折れて仕事を辞めようかなと思うくらい、やばい体験でした。
それからは、もう腸閉塞にはなりたくないと思って食事を頑張っていましたが、たまに油断して詰まってしまうことがあったりもしました・・・、本当に詰めが甘いですね、まぁ腸閉塞になってないのが幸いです。
やばいと思った体験談④.血便で意識が飛ぶ
ちょっとショッキングな見出しですが、それはクローン病になってだいたい5年くらい経ったころです。
その頃の食生活はクローン病に慣れてきたのか、ちょっと脂質の管理などがゆるくなっていまして、そのせいで体調が崩れることが多かったです。
食生活を緩めていいときなんてないのに、その当時のぼくは甘かったですね。
そして手術をした回盲部あたりから出血して、血便が出るようになりました。
1度血便が出ると、1日以上出てくるのでとんでなく貧血になっちゃいます。
ある日、体調を崩して血便が出てきましたが、体感でいつもより出てる気がして、そしてハッと目が覚めました。
そうです、いつのまにか出血しすぎて5分間くらい気を失っていたのです。
気を失った瞬間の記憶がまったくなくて、これが気絶なのかととても怖かったですね・・・。
そのあとはベッドで休み、なんとか血便は止まりましたが、貧血がずっと続いて、だいたい2週間くらいだるさと立ちくらみが続きました。
鉄分を摂ってもすぐには治るわけではないんですよね・・・。
血便の原因は正確にはわかりませんが、食生活がゆるかったのは事実なので、それからはかなり引き締めて食事制限をしまして、なんとか血便をふせいでる状況です。
まとめ:クローン病は体験して学ぶことが多い
ここまでぼくがやばいと思った体験を書きましたが、現在はそのような体験は少なくなりました。
なぜかというと1度体験をすると、「次はこれをやれば防ぐことができる」、と学ぶことができるからです。
あとつらいから体験したくないってのもありますね。
最初から対策をすることができればいいのですが、やはりクローン病なりたての頃は知識不足だし、なによりクローン病になる以前の生活とのギャップがありすぎて対応しきれないです。
もちろん最初からうまくクローン病と付き合える方はいるとは思います。
最近クローン病になった方には、ぼくみたいなつらい体験をしてほしくないので、少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです。
正直いろんな体験をしても、ぼく自身まだ手術を1回で済んでいるので、マシな方だと思っています。
大変だと思いますが、クローン病とうまく付き合っていけるように一緒にがんばりましょう。
以上、ぼくがさすがにやばいと思った体験談4つでした！
今回はここまで！では！
